バラスト劣化状態検査装置 バラストチェッカー

概要

  • バラスト劣化による細粒化進行により、バラスト内を透過する音響の音圧が低下する性質にもとづき、 バラスト内を透過したスピーカーからの音響音圧を測定して劣化状態を判断します。
  • まくらぎ間に中空打設杭を打ち込み、片方にスピーカーを設置して、もう片方からの専用音響を測定します。
  • バラスト内を透過した音響の音圧レベルとバラストの劣化指数FIの関係から、バラストの健全度を評価します。
  • 簡単な掘削と測定操作により、その場でバラストの劣化状態を確認することができます。
  • 本製品は、JR・私鉄・海外の鉄道各路線の管理に活用されております。
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測定の様子 測定の様子

特徴

  • 簡単な手順で測定を行うことができ、測定結果を収録された音響データとともに保存することができます。
  • 測定結果の履歴や今後の劣化予測をグラフで確認することで今後のメンテナンス指標を立てることができます。

測定手順

  • まくらぎの中心を基準に330mmの間隔に空けて測定用打設器具2本を打ち込みます。
  • 打ち込んだ2本のうち片方の管口に測定用マイクを取り付けます。
    もう片方の管口に測定用台座をセットした後、電源を入れた測定用スピーカーを置いて測定用カバーで蓋をします。
  • 測定用タブレットを起動した後、測定評価用プログラムを操作して測定を行います。
  • 測定開始後、約30秒後に評価結果が表示されます。場合により測定結果およびデータの保存操作を行います。

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バラスト-03 バラスト-04
打設器具打ち込みの様子 測定用スピーカー、マイク装着状態

測定結果・劣化予測

  • 測定結果から、あらかじめ登録された保守情報をもとに計算した今後の劣化予測をグラフで確認することができます。
  • 劣化予測結果を、保守情報のシミュレーションにより今後のメンテナンスの指標検討の参考にすることができます。
  • ※周囲の騒音状況によっては正確な測定や寿命予測ができない場合があります。
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測定結果画面
バラスト-09
劣化予測画面
 

製品構成

  • 本製品は、測定用の打設器具(外管・内管各2本)、測定用マイク、測定用タブレット、測定用スピーカー、 スピーカー用カバー、スピーカー用台座で構成されております。
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打設器具(外管・内管)
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測定用マイク
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測定用タブレット
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測定用スピーカー
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測定用スピーカー用カバー
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測定用スピーカー用台座
 

別売りオプション販売品

  • 打設器具収納バッグをご用意しております。(色や形状などの仕様が変わる場合があります)
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バッグ外観)
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バッグ内固定部
  • 現在、さらに打設器具打ち込み用ガイド治具を準備中です。(2024/03/28)
 
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