伏び位置計測装置ヘカテ

概要

  • 管内を移動した計測車の軌跡から敷設された埋設管の位置をトレースします。
  • 鉄道では主に伏び、鉄道外では下水道管路やその他の管路の埋設位置をトレースすることができます。
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ヘカテの使用イメージ

活用範囲

  • 管路内の障害発生箇所の特定
  • 不明片側管口の位置推定
  • 土木施工設計時の埋設管支障有無確認
  • 埋設管マップの作り直し

計測の仕組み

  • 位置探査ユニットにより検出した方向角変化量と巻取りユニットの巻取り量、 深度探査ユニットによる気圧測定により、出発点からの3次元位置の推定が可能です。
  • 深度基準ユニット併用により、深度基準点の追加も可能です。
  • 測定データは各ユニット内のSDカードに保存され、計算ユニットで結果を算出します。
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計測の仕組み

特徴

  • 位置座標XYは、位置計測ユニットに搭載したMEMS3軸角速度センサからの角速度、 巻き取りユニットに搭載したワイヤ巻き取り量検出用エンコーダから取得した移動距離をもとに推定計算します。
  • 深さZは、基準点の気圧と伏び内の気圧との差から推定計算します。
  • 電源にはモバイルバッテリ、データの記録には各ユニット個別のSDカードを使用しており、 装置に電源や通信などの、管口から管内部までのケーブル取り回しの必要がありません。
  • 手順に沿った簡単な装置の操作、およびパソコンの操作で計測および結果の確認を行なえます。
  • 計測結果から、不明片側管口の位置を推定する機能を搭載しております。
  • 計測結果はXY平面座標、もしくはXYZの3次元座標として出力されます。
  • 位置推定精度は、延長25mに対してXY位置が500mm、深さZ位置が±500mm(分解能は500mm)です。

計測結果の例

  • 計測結果は、管口の出発位置をゼロ点、管の入射方向をX軸としたXY平面上座標系で表示されます。
  • 深度計測を行った場合には、管口の巻取り装置または別途設定する深度基準に対するZ方向の深さを表示します。
  • この結果表示画面では、鉄道伏びを想定して線名やキロ程、駅間などの測定場所情報を登録する機能も有しています。
  • 結果の座標データをCSV形式(※「,」で区切られたデータ)で出力することもできるため、施工結果報告書に組み入れることもできます。
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計測結果の例
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